【保育士の転職】お局様の支配する保育園から脱却!公務員保育士になって安定を手に入れた話

【保育士の転職体験談】お局様の支配する保育園から脱却!公務員保育士になって安定を手に入れた話

【性別】女性
【働き始めの年齢】
23歳
【転職時の年齢】
24歳
【転職して何年経ったか】
4年
【その後】
その他


【女性】
24歳のときに、
託児所・託児ルームから、
認可保育園
に転職。




【転職前の職場形態】
託児所・託児ルーム
【転職前の職場環境】
正職の保育士は1名で、他8名の保育士はパートでした。
長年働いているパートの権力が強く、正職の保育士である園長よりも場を仕切っている状況でした。
子どもの人数は約40名で、0〜2歳児がほとんどでした。
晴れた日は少し離れた公園まで遊びに行ったりと楽しく過ごせていたと思います。
給料は時給900円でした。
保護者はクレーマー体質の方もおらず、保育士とのかかわりもさっぱりしたものでした。
休みはほぼ希望通りにもらえていました。




【転職の理由】
・もともと安定した公務員として働きたいと思っており、公務員の保育士としての試験に受かったため
・パートのお局さんの性格がキツくて嫌いだった
・夜勤をしたくなかった

【ためらった理由】
・給料がなくなり、生活していけなくなる不安
・公務員試験に受からなければニートになってしまうという不安
・人が常に足りない状況だったため辞めることに負い目を感じた

【転職の決め手】
初めて書く書類でわからない部分があり、聞かないで間違えるよりは聞いた方がいいだろうと考え、お局様にたずねたところ、キレ気味に教えられたことです。
他のパートがお局様に「今の言い方きつくない?」と聞いているのが耳に入りましたが、お局様は「だってあの子使えないんだもん」と言われていて、さっさとやめようと思いました。
何かと言い方がきついお局様だったので、周囲の同年代のパート達も困っているようでしたが、勤務年数の長いお局様に誰も逆らうことはできませんでした。
またお局様が大きな声で過去の恋愛武勇伝を語るのも痛々しく、見ていていつも不快だったことも辞めたいと思った原因のひとつです。
食事中に若き日の酔っぱらってお持ち帰りされた日の話を聞かされて愛想笑いをすることにも疲れました。




【相談した人】
同じくパートの方に相談したところ「公務員になれるのならなった方がいい」と答えてもらいました。
私が公務員に受かれば、次にパートを雇い入れるときに「ここで働いた子は公務員になったのよって宣伝できるから嬉しい」と冗談交じりに背中を押してもらいました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
公務員採用試験に応募して、合格しました。

【転職時に困ったこと】
公務員の採用試験だったので、勉強に困りました。
癖のある問題が多く、何度も過去問を解いて万全の対策をしていきました。
面接練習や集団討論の練習はできなかったため、YouTubeの動画で立ち回りを学んだり、書籍を読んだりして勉強しました。
仕事をしながらの勉強だったため、睡眠時間を確保することが難しく感じられました。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
公務員試験の過去問の本はたいへん役に立ちました。
また勉強へのモチベーションをあげるために、本来なら学生さん向けであるユーチューバーの葉一さんの動画をよく観ていました。
一緒に勉強できる動画があったので、動画を流しながら勉強したりしていました。
公務員試験対策用の動画をあげているユーチューバーもいたので、その動画も視聴していました。




【転職先を決めた理由】
・将来の安定性
・給料が必ず勤続年数に応じて上がっていくこと
・公務員として働くことで箔が付く




【退職する時の心境】
公務員試験に合格して退職することになったので、卒業のような感じでした。
パート仲間も喜んでくれて嬉しかったです。
お局様は「おめでとう」は言ってくれませんでしたが「お世話になりました。
ばいばーい」
とは言ってくれました。
子どもたちに上手にかかわることができていたか毎日不安でしたが、退職することになったときに保護者の方から丁寧にお礼を言われて、私もなにかの役には立つことができていたのかなと安堵し、嬉しい思いがしました。




【転職後の職場形態】
保育園(認可保育園)

【転職後の職場環境】
普通の保育園と変わりませんが、子どもが100人以上いる中規模保育園で働くことになりました。
年配の保育士が多く、その年配保育士が主導権を握っており、現役の園長も頭が上がらない様子でした。
給料は若いころは低いですが、確実にあがっていくことがわかっていたので不満はありませんでした。




【転職後のイマイチなところ】
年配の保育士が権力を振りかざす割には、事故などが起こった際に責任をとらず、若手が責任を負うことになる職場環境にはうんざりしてしまいました。
保護者もさっぱりとした人が多く、「やってもらって当たり前」という態度の人が多かった印象です。
古い園舎で休憩する場所もなく、いつも清潔感のない環境にいることは辛かったです。

【転職後の良いところ】
職員同士は長く付き合うことになることがわかっているため、同年代との人間関係は円滑なものでした。
ちゃんと仕事をしていれば定時できちんと帰ることができたところにも満足しています。
子どもたちのために日々工夫した保育を考えられる点もよかったと感じています。




【生活と心境の変化】
転職したことによりお金の余裕が生まれ、旅行にもよく行くようになりました。
職場の同年代の友人もでき、仕事終わりにごはんを食べに行ったりとプライベートも充実させることができました。
生涯安泰の公務員として保育士になれたことはよかったことだったと思っています。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
公務員試験のペーパーテストの勉強はそんなにがんばらなくてもよかったということを教えてあげたいです。
思っていたほど難しいものではありませんでした。
面接では笑顔を評価されたので、笑顔でリラックスして面接や集団討論にのぞんでほしいと伝えたいです。
公務員になったことで失ったこともあれば、得られたこともありますが、公務員になったこと自体に後悔はなかったよという言葉を贈りたいです。