【保育士の転職】変わることはダメなことじゃない!勇気を出して一歩踏み出そう!

【保育士の転職体験談】変わることはダメなことじゃない!勇気を出して一歩踏み出そう!

【性別】女性
【働き始めの年齢】
22歳
【転職時の年齢】
27歳
【転職して何年経ったか】
2年10か月
【その後】
今もその転職先で働いている


【女性】
27歳のときに、
児童福祉施設から、
放課後等デイサービス
に転職。




【転職前の職場形態】
児童福祉施設(施設保育士)
【転職前の職場環境】
虐待や経済的な理由で家で暮らせない子どもたちを施設で預かり24時間お世話をする施設で、子どもは2歳から18歳と幅広く預かっていました。
保育士は子どもの年齢に関係なく幼児のユニット以外に配属されることもありますが、施設全体では5、6人はおり保育園で主任を経験したベテランさんから新人までまちまちです。
私は幼児ユニットに配属されていましたが、現場の保育士は私だけで他の方は社会福祉士や無資格のパート職員でした。
人柄は穏やかで明るい方が多かったです。
施設長は保育士でも福祉士でもなく、どちらかというと経営者の面が強かったと思います。
子供の人数は施設全体では50人、幼児だけで最大20人、ユニットで分けると10人くらいの規模です。
お家から引き離されてきた子や乳児院から上がってきた子ばかりなので、親代わりに甘えたがる子が多かったです。
しかし愛着関係が上手くいっておらず、不安定で嫉妬心が強くなる子もいました。
保護者に会うことはほとんどありません。
給料は手取り16,7万前後と安く、休みも宿直があることで不安定でした。




【転職の理由】
・給料が安い
・残業が多い
・休日に会議がある
・体力的にキツい
・育児ノイローゼになりそう

【ためらった理由】
・リーダー職になっていたので責任がある
・残る職員に申し訳なさがある
・直属の上司に世話になっていた
・入社のきっかけがコネだった

【転職の決め手】
辞めることを決意した年は初めてリーダー職に就いたときでしたが、ADHDの要素を持った子が他の子に怪我をさせてしまうのでいろいろなユニットにたらい回しになっている状態でした。
私の担当する幼児ユニットにも滞在しており、付きっ切りで対応しなくてはならないレベルの子なのに、現場職員が1人しかいないという日もありました。
そして上司によって私の認識外のところで幼児ユニットのルールが変わったり、ユニットの子どもが入れ替わったりしていて、自分がリーダーを任せられている意味ってあるのだろうかという疑問が日々大きくなっていったのがきっかけです。
元々、体力的にも精神的にもきつい職場なのはわかっていましたが、このことをきっかけにポッキリと心が折れてしまい、転職活動を始めました。
家族、同僚、上司、施設長みんなに話をしましたが、全ての人に同意をしてもらえ円満に退職となりました。




【相談した人】
母親に相談したところ、昼夜がめちゃくちゃになるハードな仕事に行く私を毎日見ていたこともあり転職に理解してもらえました。
ただし転職先が確定してからでないと、すんなりと認められなかったと思います。
同僚にも相談し、続けるメリットはないだろうと共感してもらえ、同僚自身もいつか辞めたいと同意を得られました。
直属の上司にも退職届を渡したときに話を聞いてもらい、ここで引き留めることは私自身に何もメリットにならないと認めてもらえました。
また次の転職先が決まっていることも告げると、あなたならどこでもやっていけるだけのスキルがあると応援してくれました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトを三社以上使った

【何社使ったか】
保育士専門の転職サイト、ジョブメドレー、インディード、ハローワーク求人を使用しました。

【転職サイトのイマイチなところ】
転職サイトが多すぎてどれを使えばいいのかがわからず、手当たり次第に手を付けることになった。
最終的にインディードを見れば他の転職サイトのこともまとめて載せてくれていたので主にインディードを使っていたが、企業情報が重複しているなどの問題はあった。
また解約するには電話をしなければならないというサイトもあり面倒であった。

【転職サイトを使って良かったこと】
自分の希望条件にあった企業を探しやすく、空いた時間にスマホで手軽に情報の収集ができる。
自分の情報を登録してあれば企業側からのオファーが来ることもあったので、必要にされている自身にもなり転職へのモチベーションとなる。
多くの企業を比較することができるので、1番条件の良いところをじっくりと探すことができる。




【転職先を決めた理由】
・地元かつ自宅から近い
・年間休日120日以上
・保育士資格が生かせる




【退職する時の心境】
スッキリした気持ちと同時に寂しい気持ちがありました。
今でも施設にいる子のことは思い出して懐かしいと思い、会いたいなと感じています。
仲の良い人はみんな私が去ることにショックを受けたり、惜しんでくれていました。
子どもたちは理解できておらず、後に職場の同僚に聞いたところ私のことを「いつ来るの?」と待っていたそうです。




【転職後の職場形態】
放課後等デイサービス

【転職後の職場環境】
障害のある小学生から中学生までの子を平日は学校後から夕方にかけて預かり、土曜日や長期休暇中は1日預かって支援をする場所です。
発達支援が主で、1年に2回支援計画を見直して個々にあった子どもの支援をします。
保育士は私を含めて2人で、もう一人は穏やかですが芯のある方でした。
職員構成は児童支援員が主で、福祉という職に就いているだけあり優しい人が多かったです。
子どもは全体で20人前後ですが、1日で預かる最大の人数は10人という枠がありました。
何かしら障害を持っている子たちなので、活気はありますが走り回る子は少なかったです。
保護者は障害児を幼いころから育てていることもあり達観している方多くいました。
給料は前職とあまり変わらず、手取りは16,7万です。
休みは週休二日と祝日、お盆休暇、年末年始あります。




【転職後のイマイチなところ】
障害を持った子たちなので専門的な知識が必要となってくる。
また知識だけでは補えないので、その子自身の様々な特性を知る必要がある。
規模の小さい企業なので、赤字経営で職場の備品が古かったり揃えられない。
男性職員が少ないので力仕事や、男の子のトイレ介助に困る。

【転職後の良いところ】
定時出勤、定時退社ができるので生活にゆとりができた。
休みも豊富にあるのでやりたいことができる。
子どもの人数に対してスタッフを多めにつけているので、フォロー体制が取りやすい。
子どもが学校から帰ってくるまで、午前中は事務仕事に集中できる。




【生活と心境の変化】
以前はハードなこともあり休日は寝て終わっていましたが、今は誰かと遊びに行ったりする余裕ができました。
社会人になってからストレスで過食になり太ってしまいましたが、転職したことでストレスも減り過食になることもなく落ち着きました。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
自分が思っている以上に転職することはハードルの高いことではありません。
仕事への責任よりも、もっと自分を大切にできる生活を選ぶと仕事だけがすべてではないことがわかるようになります。
変化をすることが怖いのはよくわかりますが、今の苦しさから解放されるには自分から変化させる勇気が必要です。
自分が思っているよりも周りは自分の見方をしてくれるので、頑張ってください。