【保育士の転職】同僚には恵まれたけど園長の保育方針がショック過ぎて、転職を決意してよかった

【保育士の転職体験談】同僚には恵まれたけど園長の保育方針がショック過ぎて、転職を決意してよかった

【性別】女性
【働き始めの年齢】
22歳
【転職時の年齢】
24歳
【転職して何年経ったか】
10年
【その後】
今は退職し主婦


【女性】
24歳のときに、
認定こども園から、
認定こども園
に転職。




【転職前の職場形態】
認定こども園
【転職前の職場環境】
都内新規開設の認定こども園。
業務内容:日々の保育・指導案の作成・行事準備・保護者対応などが主。
保育士について:基準の人数が配置されていた。
新規開設園だったこともあり、目立つ上下関係は出来上がっておらず、チーム感があったと思う。
様々な保育観をもつ人が集まっていたところが良さもあり、難しさでもあったと思う
労働条件:開所時間が7時〜22時だったので、シフトが複雑。
時間給の取りやすさはあるが、クラス運営には負担がかかる。
給料は決して良い方ではなかった。
保護者:都内タワマン敷地内の一角にある園だったこともあり、高所得者が多かった印象。
園自体は区立(民間委託)だったのに、保護者の”お客様感”に強さがあり、クレームが多かった




【転職の理由】
・自宅と職場が遠く、通勤が大きな負担だった
・保育内容が乏しいと感じた
・スキルのある上司、先輩保育士のもとで経験を積みたいと思った

【ためらった理由】
・就職して2年しか経験がないのに、転職してよいのだろうか
・お世話になった同僚、先輩への申し訳なさ
・子どもたちの成長を見守りたかった

【転職の決め手】
・日々の保育は時間に追われるばかりで、日ごろからやりがいが感じにくかった。
加えて通勤やシフトの複雑さで、ストレスが溜まりやすかった。
・次年度について園長との面談時に、園長は子どもより、親(保護者)都合を優先する保育観であると断言されたことが、退職の決意を固めた瞬間だった。
・大学の同期には、転職するにはまだ早いと言われることもあったが、貴重な時間を無駄にするよりは、自分のスキルアップにつながる新しい職場を求めるのが賢明と考えた。
自分のほかにも、退職者が数名出るような状況だったので、同僚からは転職を前向きに捉え、同意してくれる雰囲気があった。
・自分自身の親は、私の体調を心配していたので転職について特に意見することはなかった。




【相談した人】
・転職をためらう気持ちはあったものの、自分のスキルアップには転職が必要だという確信があったので、特に誰にも相談しなかった




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
自宅付近にある園のHPをチェック。
直接問い合わせて面接をしていただいた

【転職時に困ったこと】
・口コミなどの事前の情報が少なすぎて、判断材料に乏しさはあった。
・その為、自分で足を運んで外から様子を覗くなど、面接の連絡を入れる前の事前準備が必要だった。
・加えて小さな園だったので、労働条件ではなく園自体がどのような評価を受けているか、通わせている保護者の意見等もネットから情報を得ることは困難で、HPから得る好印象が現実にあるのか、本当に大丈夫かという不安は就職するまで残っていた。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
・お世話になった人は特別いないが、転職先の園長が丁寧な方だった。
・面接後、入職するまでの数か月、数回コンタクトをとる機会を設けてくださり、できるだけ不安なく就職できるように配慮してくださっているのが伝わるので嬉しかった。
・転職経験のある同僚からは、自分の転職話を話してくれることがありとても参考になった。




【転職先を決めた理由】
・通勤に負担がないと判断した
・園長の保育方針に共感したから
・過度、華美な行事がなく、日々の保育を充実させることを優先していたから




【退職する時の心境】
・転職先が見つかり、退職までの日が迫ってくると寂しさはあったものの、新しい職場があるんだという見通しがある、そのこと自体が、日々の活力ではあった
・保護者からは、子どもたちの写真をまとめた素敵なアルバムをいただき、本当に嬉しかった。
・苦手だと感じていた直属の上司からは、丁寧に手紙でのご挨拶をいただいた。
自分の癖や改善点を指摘してくださった直属上司には本当に感謝して、退職した
・0歳児担任だったので、子どもたちからの反応は特になし




【転職後の職場形態】
認定こども園

【転職後の職場環境】
学校法人で幼稚園として経営していたが、少子化の流れを汲んで、認定こども園へ移行したてという状況。
業務内容:学年の活動に加えて、縦割り保育も行っていたので、保育者1人が担任を2つもつ
保育士人間関係:基準通り保育者は設置されていた。
診断名は出ないものの、集団に参加する難しさを抱えた子供が多かったため、補助教員も手厚く配置されていた
労働状況:小さい園だからこそ、”お付き合い”のような休日出勤が数日あった。




【転職後のイマイチなところ】
・人間関係が濃密すぎた、
・理事長の独断で物事が決まることが多く、職員は振り回される空気があった。
しかしその理事長の判断、意向は子どもを大切に想うからこそという大前提があり、そこに共感する職員がほとんどだったので、大きな疲労感にはつながらなかった
・保護者は30代以降が多く、全体的に落ち着いた空気間のある園だった

【転職後の良いところ】
・理事長、園長、主任、リーダー、同僚、調理師等他業種の同僚含め、子ども想いの人ばかりで、モチベーションが高いメンバーに恵まれて仕事をすることができた
・研修会に参加する土壌もあり、新人として研修に送り出していただくことが多々あった。




【生活と心境の変化】
・以前の園に比べて、忙しさは増したというのが実際だったが、時間の大変を費やす保育時間が充実して自分の成長を実感できることが嬉しかった。
・人間関係が濃くなったからこその大変さもあり、ストレスの質が変化しただけで、ストレスそのものが減るということはなかった
・転職後の同僚との付き合いが増えた。




【ズバリ!】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
・職場への不満に目を向けるとストレスが溜まる一方になってしまうので、ストレスフルな現状だからこそ学べることは何かを考えてみてください。
問題、課題が山積みな環境だからこそ、学べることが多いはず。
そこで自ら学び取れることを吸収するだけ、吸収したほうが、次のステップに進む際にも自分にとって大きな糧になります。